SCHOOL DAYS-AFTER-
第4話 そしてフィリピンへ
フィリピン。東南アジアの中でも唯一のカトリック国。
16世紀から約3世紀にわたりスペインの支配を受け続けてきたこともあり、
国はカトリックの色が濃いとも言われている。
19世紀終わりに支配権はアメリカに移り、アメリカの支配が強まったが、
カトリックとスペイン色は薄くなることなくそのまま受け継がれていった。
マニラへ辿り着いた2人。
見た目、普通の都会と変わらないこの町。
しかし、どこかが違うのだ。
富裕層と貧困層が互いにせめぎ会っている。
富を握る人もいれば、その日の生活に困る人もいる。
「俺が住んでた町の雰囲気に似てる・・・」
空港を離れるやいなや2人はレンタカーを借りた。物価はそれなりに安かった。
尤も彼らから見てみたらの話になるのだが。
「その生きてる人、桂言葉って人ですよね、カーティスさん」
「うむ、そう聞いた。誠を殺した後、西園寺世界まで殺し、
そして謎の失踪を遂げたと聞く。
しかし彼女がこの国にいるとは、俺も思わなかったよ」
「でも、なぜ彼女が修道院に?」
「俺もよくわからない、彼女に聞かない限り、この問題は解決されまい」
戻る